個人メールをAWS WorkMailにしてみた
独自ドメインで個人用のメールアドレスを取得したかったので、AWS WorkMailを使ってみました。
利用開始の基本的な手順はawsの公式やweb上にありますので簡単に紹介して、気になったところを備忘録的に記述します。
選定理由
- 管理するものを分散させずできるだけまとめたかった
- Route53で取ったドメインで簡単にメールを使いたかった
WorkMailの利用開始の流れ
AWS管理コンソールより
ビジネスの生産性
のWorkMail
を選択します。
2018/10/01時点での対応リージョンは下記になります。とりあえずメールが使えればOKという場合は
Quick setup
を選択します。エイリアスを設定してしばらく待ちます。
作成されたエイリアス名を選択します。
メニューより
Domains
を開き、Add dmain
を選択します。Route53で取得したドメインを入力します。
Route53にTXT, MX, CNAMEレコードを追加します。(step1,2両方)
完了するとステータスがVerifiedになります。メニューより
users
を開きCreate User
にてユーザーを作成します。メニュー
Organization settings
にWeb ApplicationのURLがあるのでそこから作成したユーザーでログインするとweb版のWorkMailが使えるようになります。
Route53について
ドメイン取得後、 Hosted Zone
の対象ドメインを選択して Create Record Set
を順番に行なっていきます。
WorkMailで表示されているTXT, MX, CNAMEをコピペして登録していきます。
name
の自分のドメイン部分は入力する必要がなく最初から表示されているので、ドメイン手前までをコピーして貼り付けるようにします。
作成されたメールを外部アプリで使う
とりあえずthunderbirdで使えるようにしました。
受信サーバーと送信サーバーについては下記に書かれています。
たとえば米国東部 (バージニア北部)のリージョンであれば、
- 受信サーバー
- imap.mail.us-east-1.awsapps.com
- port: 993
- 送信サーバー
- smtp.mail.us-east-1.awsapps.com
- port: 465
- ユーザー
- 送信受信共にメールアドレスと同じ
となります。
所感
比較的すんなりメールを使うことができるようになりました。 料金は安くもない(2018/10/01現在1user月額4USD)ですが管理するサービスが分散しないでノーメンテで楽というのが個人的には大きいです。 AmazonSNSによる連携も比較的楽にできそうなのでそこも良いです。